【遺伝子治療薬部門・PIポリアミド事業について】

これまで、アンチセンスDNA、リボザイムなど、様々な遺伝子発現を抑制して

疾患の治療を行うことを目的とした遺伝子治療薬が開発、研究されてきましたが、

未だ実用化には至っていません。これには、様々な要因がありますが、

それのうちの一つに治療薬事態の安定性があげられます。

これまでの治療薬は核酸構造のものがほとんどであり、核酸は生体内に多く存在する分解酵素で

分解されるため、その生体内での安定性を著しく欠いていました。

そのため、投与しても標的臓器に到達するまでに多くの部分が分解されてしまい、

それを避けて標的臓器到達させるためにはウィルスベクターなどの担体を必要としますが、

実用化にはベクターの安全性の確立も必要であり、製品化には多くの障害が存在しています。


 これらの既存の遺伝子治療薬の問題点をふまえ、私どもは全く新しい遺伝子治療薬である

PIポリアミドの開発に取り組んでいます。PIポリアミドは、これまでの核酸遺伝子治療薬と同様に

遺伝子配列を認識し、特異的に結合し、その発現を抑制します。

そして、PIポリアミドは様々な疾患の原因となっていることが明らかとなった

対象遺伝子に対して自由に設計することが可能です。


 さらに、PIポリアミドは核酸構造を有さないため、生体内で安定であり、化学合成物質であるため、

構造を修復することも容易でより吸収しやすく、標的臓器に到達しやすい構造で合成することができます。

これらの特徴を持つPIポリアミドは、経口投与が可能な夢の遺伝子治療薬であるといえます。

私どもは、既にいくつもの疾患の原因遺伝子に対するPIポリアミドを設計、合成し、製品化に向けての

試験を行っています。PIポリアミドが実用化されれば、医療の方向性を大きく変えるインパクトを与え、

様々な難知性の疾患に苦しむ方々に明るい光を当てることができるものと確信しております。



〜製品の一例〜

■ヒトTGF-β1に対するPIポリアミド

  腎障害、冠動脈狭窄、皮膚瘢痕、肝硬変の遺伝子治療薬

■ラットTGF-β1に対するPIポリアミド

■ヒトCTGFに対するPIポリアミド

  各種線維性疾患の遺伝子治療薬

■ヒトLOX−1に対するPIポリアミド

  動脈硬化症、冠動脈粥状硬化症の遺伝子治療薬




ジェンティア・バイオシステムズ株式会社   遺伝子治療薬部門 本文へジャンプ
【遺伝子治療薬部門について】

ヒトおよびマウスのゲノムプロジェクトが終了し、様々な病気の本態が分子レベルで次々

と解き明かされています。

しかしながら、治療まで結び付けられたものはまだ極僅かであり、有効な治療法の存在

しない難病がいまだ数多く存在しています。遺伝子治療は、こうした分子レベルで病態

が明らかとなった疾患に対する根本的な治療法として

非常に注目され、また目覚ましく進歩している分野です。

これまで遺伝子治療は比較的稀な遺伝子疾患を対象とした特殊なものというイメージが

ありましたが、その一般的な理解が進むにつれ、癌やエイズなどの後天性の疾患にも

対象が広げられようとしています。さらに近年、遺伝子治療は数多く残されているその他

の難治性疾患にも対象が広げられようとしています。そこで、わたくしどもジェンティア・

バイオシステムズ株式会社では、日本人の死因の上位を占め、社会的にも大きな問題

となっている悪性腫瘍、心疾患、脳血管疾患、腎疾患などのうち難知性の疾患を対象とした

遺伝子治療薬を開発し、いくつかのものについて特許を取得し、

更に実用化に向けて開発に取り組んでいます。

遺伝子治療は21世紀の医療を大きく変革する分野と考えられ、私どもはこの分野に多くの力を注ぎ、

取り組んでいます。